第3回目釣行記録(4回目釣行記録はページの一番下をクリックして見てください)

第3回目釣行記録
第三回目釣行(2002年4月5日〜7日) 

いよいよ待ちに待った第三回目の釣行です、シーバード優和のHPに最新の釣況が写真付きで掲載され、毎日楽しみに見ておりましたが、2月か3月にシマアジが釣れているとの情報で、急遽カンパチとシマアジの両刀狙いで計画する事になりました。

シマアジは初めての挑戦で、皆解らないことだらけで、何度となく船長にメールで確認をしました、その結果4月上旬頃までが釣期との事で、皆のスケジュールを調整し実現した。

さて結果はこれから報告しますが、後ほどシマアジ釣りを始めてされる方に、初心者の誰もが知りたい情報などを提供します。

しかし、シマアジは釣期を過ぎてしまい結局カンパチ狙いになりました。

1日目
奄美空港に定刻に到着し、早々carettaハウス(宿泊のホテル)のマイクロバスに乗り込み、先に送ったクーラー釣道具と共に港へ直行する、飛行機から見下ろした海の様子は、非常に穏やかのように見えたが、やはりこの時期風が結構あり不安がよぎる所であった、何とか出船出来そうとの事で、とりあえず全員安堵した所です。

実は前もって船長に確認した所では、ほぼ1日おきに海が荒れているようで、もしかしたらと半信半疑の思いも有りました。

さて、港で身支度を整え出船です、しかしシマアジはこの所芳しくなく、断念しカンパチ狙いに変更です。

ポイントはトンバラ根で海上にぽつんと孤立した周囲500M程の岩礁です、この場所はカンパチ・イソマグロ・モロコ・その他数多くの根魚の宝庫で、過去多くの実績を残した所との事、期待が持てます。

餌のムロアジは船長が予め用意してくれた御陰で、即釣開始となりました、水深50m程ですが、根がきつく頻繁に底立ちを取り直さないと、直ぐに根掛かりしてしまいます、しかし何度となくポイントを替え、海底からの魚信を待てど全く当たりが無く、この場所に見切りをつけ別のポイントへ移動となりました。

次のポイントは水深が240mと非常に深く、昨年10月釣行でもカンパチが釣れた実績の有る所でもあります、魚探の反応も良く、今度こそはと期待に胸が膨らませ仕掛けを投入して底立ちを取ると、直ぐに当たり、しかしカンパチの引きとは全く違った、時には強烈に時には食い上げるような竿の感触から、もしかしたらと不安がよぎる、見事に不安が適中、それは太刀魚とカマスとバラクーダを足して3で割った「クロタチカマス」でした。

私だけでなく、全員がこの厄介な代物の洗礼を受け、仕掛けは食いちぎられ、ハリスを傷付けられたりと散々でした、肝心のカンパチは一向に姿を見せず、それでも一途の望みを掛け、餌のムロアジに念じて投入を繰り返すも、上がって来るのは厄介物ばかりでした。

その後何度となく場所を替えるも、肝心のカンパチからの便りは無く、こんな状況で唯一カンパチらしき明確な当たりが私に有りました、今でも鮮明に記憶していますが、仕掛けを下ろし底立ちを取り直し底から2m切った直後、竿先が海面に突き刺さりました。

まさしくカンパチの何物でもない当たりで、5m程は半ば強引に手巻きで巻き上げ、後は電動のスイッチを入れドラッグが強烈な引きに滑る程度に調整し、巻き上げも順調に進んで、船長と余裕で話などし30m程巻いた所で、急に竿の締め込みが途絶えてしまいました。

仕掛けを回収して見ても、針・ハリス・クッションゴムに異常は無く、針掛かりが甘かったと非常に残念でなりません、こればかりは釣り人が解決できる問題ではないと、勝手に慰めてはいますが、それにしても過去に例の無いほどの引きで残念無念です。

それにしてもクロタチカマスの鋭い歯で、ハリスがギザギザにされ、お釈迦になったり、針を持って行かれたり、散々な半日でした、船長に言わせると今日は小潮で潮が動かず魚探の反応は良いが食い気が無いのが原因と言う、次回の釣行では大潮が狙い目か?
2日目
1日目の下船の際、船長から明日は今日以上に海況が悪くなりそうとの事、案の定朝方船長から波が高く、船が出られないとの電話で釣りは断念し奄美の観光巡りとなった。

レンタカーを借り終日島を散策した、今まで空港〜港〜ホテルしか車で行ったことが無く、丁度良い機会になったと諦めた?
3日目
前日の19時前の天気予報を見た船長から、明日も予報が思わしくなく、船が出られない確率が高いと、全員諦めかけていた最中、何とか出られると朗報に急遽身支度を整え、今日に全てを掛ける事になりました。

海況は1日目よりむしろ波も低くまずまずのコンディションでありましたが、予報は9時過ぎに雨模様に加え雷様が出現するそうで、何とも色々多彩な今回の締め括りになりそうです。

最初のポイントは昨日クロタチカマスに悩まされた所で、何となく嫌な予感がよぎる所、案の定、師匠にクロタチカマスの洗礼が訪れ、よりによって3本もゲットしてしまいました、しかし流石に師匠です、カンパチまでも手中にしてしまう所は、究極のしつこさと言わざるを得ません。

友人もカンパチの中学生サイズを1本ゲットし、私だけが蚊帳の外です、何とか1本ゲットすればお土産にはなるので真剣でした、しかし魚信は遠く餌も底をつき、補給のため移動するが、ムロアジもなかなか思ったようには釣れず、イケスに余裕で泳ぎ回るムロアジを最低限確保し次のポイントへ移動しました、予報通り9時前から雨が降り出し、おまけに雷までゴロゴロピカピカする始末で、船長宛てに帰港を促す連絡が入る中での強行軍でした。

挙句の果てに電動リールの電源まで故障する始末で、今回の釣行の全てを見るような思いでもありました。

トンバラ根に到着し、何とかしなければと言った私の気持ちを察してか、根掛かり状態で仕掛けが外れるのを待っていると、何と言う事か仕掛けが外れたと思ったら、強烈な引き込みが続き、これは何か掛かっているシグナルで、慎重にやり取りをした結果、大型のチビキをゲットする事が出来ました、さらに南方特有のちょっと派手なタマミと言う魚も釣る事が出来ました。

友人も、私がチビキとのやり取りをしている最中に、強烈な当たりがあり、5m程巻上げ電動で巻き上げている途中で、痛恨の40号ハリスが切れてしまいバラシ、相当に口惜しがっていましたが、その気持ち良く解る。

船長も悪条件の中を精一杯釣らせようと必死でやって貰いましたが、残念餌も底を尽き15時30分でタイムリアウトになりました。
釣果
1日目
 私
クロタチカマス3本
友人
クロタチカマス3本、チビキ(2キロ)
師匠
クロタチカマス3本、アオリイカ1杯 (2.5キロの良形で死餌に抱きついてきた)
2日目
島内観光
友人
師匠
3日目
チビキ1本(8キロ)、タマミ(2キロ)
友人
ぼうず
師匠
カンパチ(13キロ)、クロタチカマス3本
タックル
ロッド
スーパーバトル80−240(アリゲーター技研)
リール
CX−9HP(ミヤエポック)道糸35号×600m
クッション
ゴム
4mm×3m
ハリ
ハリス40号×3m泳がせ24号or26号
捨て糸
20号×60cm
オモリ
200号or250号(根掛かりで3個紛失)
  
今回を総括をすると、天候が非常に不安定で、まず出船できない事を覚悟で計画を強いられる、たとえ出船できたとしてもポイントが限定され、期待するほどの釣果を得られない事も覚悟すべき、天候にさえ恵まれればシマアジも釣れカンパチの大釣りも夢ではないと思います、いずれにせよリスクの大きいことを前提条件として計画を立てることが必要です。
釣果写真集

今回釣行での教訓
1
奄美は初夏の様な厚さを感じる気候だが、曇ったりすると寒い、ましてや海の上念のためにも、長袖のシャツに長ズボン、雨具と防寒対策は怠り無く。
2
クロタチカマスは姿・形は悪いが味は油が乗り、関東方面の炭焼きと同様なかなかの美味である、馬鹿にすること無かれ。
3
出船できない事を考えた、計画をたてるべし。
4
島内観光でも見るべき所は結構あり、名所は非常に綺麗に整備され、内容が充実していると感じた、関東方面のお茶を濁した施設ではない。

また時間を掛けても街の大型スーパーを見学する事をオススメする。(地元で釣れる魚も極僅か陳列されているが非常に高値でビックリした。)
5
鶏飯はスープで決まる、名瀬から空港に向かう途中の有名なお店に入ったが、結構美味しかった、美味しく食べるコツは、少ないご飯の上に具を掛けスープを多めにかけるのが秘訣か?


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