1日目
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初陣の方(名人K氏)を含め4名での釣行となりました。短気者の多いこの世界途中経過は抜きで、本番の実況中継と参りましょう。
とにかく餌のムロアジ確保に困難を極めた、3日間ともトータルの半分の時間はムロアジ釣りと言った感じである。釣果を見て頂ければ解る
とおりで、スマガツオの2尾が開始早々のフカセでヒットした、その後、友人の竿に当たりが有り、得体の知れぬ化け物との死闘が30分ほど
続きました、竿を手繰り寄せるのも二人掛かり、やっとクッションゴムを手繰り寄せた瞬間、化け物は尻尾を海面に突き上げ、悠然と海中に
ご帰還遊ばしました。魚の引きはそれ程強引ではなく、時々思い出したように引くぐらいで、ただ重いだけと溜息混じりで感想を漏らしていま
した。海面でジャンプする瞬間を見た者は体長3メートル程と言っていましたが未だに正体不明であります。
その後、バラシが何度かありましたが、全体に食いが悪かった初日でした。 |
2日目
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今日も6時30分に港を離れ、早々にムロアジのポイントで餌の確保となりました、しかし前日と同様に大苦戦で、イケス内は十分余裕状態で
の、釣り開始となりました。船長も必死で釣らせてあげようと何度かポイントを変えてみるものの、海中からの便りは遙か遠く、「愚痴」や「ぼ
やき」そして「嘆き」が船頭に伝わったのか最後に決断したポイントが功を奏し、釣果の全数をこのポイントで稼ぐことができました。
ここは根が非常に厳しく急激に水深が変化する、非常にやり難い場所でありましたが魚影の濃さは天下一品ではなかったでしょうか。ここ
で、辛うじて名人が大本命のカンパチをゲットしました。サイズは10キロに満たない小振りではありましたが、終わってみれば貴重な1尾であ
りました。
ここでも前日と同様に、超大物とのバトルが展開されようとしていました、しかし12Vの電動リールと本人も悲鳴を上げ、ハリスが根で擦れ一
巻の終わりと相成りました。師匠は根から魚を離そうと必死の形相でハンドルを回そうと試みるも、敵の力には及ばず無念さが後に残ってし
まいました。 |
3日目
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今日も6時30分に港を離れ15時頃の帰港予定です、何としても本命のカンパチを1尾はゲットしたいと、老体に鞭打ち挑戦したものの、御
尊顔を拝見するには至らず、生き餌も底を尽き、イケスに横たわるムロアジを半身にして、更には冷凍の変色したムロアジをも餌にしたので
すが、執念が相手に伝わらず無念の半日でありました。 |
釣果
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1日目
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私
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ボウズ |
友人(M氏)
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青チビキ×1尾 |
師匠(H氏)
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スマガツオ×2尾 |
名人(K氏)
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ボウズ |
2日目
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私
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イソマグロ×1尾 |
友人(M氏)
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イソマグロ×2尾 |
師匠(H氏)
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イソマグロ×2尾、カッポレ×1尾 |
名人(K氏)
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カンパチ×1尾、イソマグロ×2尾 |
3日目
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私
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フエフキダイ×1尾 |
友人(M氏)
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センネンダイ×1尾、ハタ×1尾、タマミ×1尾 |
師匠(H氏)
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ボウズ |
名人(K氏)
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シロダイ×1尾、ヒラアジ×1尾 |
タックル
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ロッド
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私と師匠はスーパーバトル60−240(アリゲーター技研)、名人は七島泳がせ、友人はキンメ竿(アリゲーター
技研) |
リール
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3名はCX−9HP(ミヤエポック)道糸35号×600m、友人はCX−8(ミヤエポック)道糸14号を使用したが超
大物との格闘でダウンし2日目からCX−9HPに変更 |
クッションゴム
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5mm×5m(根掛かりや大物との格闘でクッションゴムが伸びてしまうので予備の持参を勧める) |
ハリ
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ハリス40×3m泳がせ26号、フカセはハリス40号×7.5メートル泳がせ26号 |
捨て糸
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14〜16号×60cm |
オモリ
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200号or250号or300号 |